2025年12月19日カテゴリー:

公開授業とシンポジウムを開催しました!~卒業後の自立に向けた金融経済教育~

 山梨県金融広報委員会と共催で、公開授業とシンポジウムを行いました。今回のテーマは「軽度知的障害がある生徒に向けた金融経済教育 ~卒業後の自立のために~」です。

 当日は、教育関係者や支援機関の方、福祉事業所の方、保護者など、遠くは青森から多くの方にご参加いただき、学校全体がとても活気にあふれました!

 

 公開授業では、学年ごとに特色ある授業を見ていただきました。

1年生の家庭科では「賢い消費者 ~調理学習を通して~」というテーマで、食材の選び方や予算を考えた買い物等、賢い消費者となるための視点や方法を学びました。

2年生の職業科「仕事とお金について」では、生活費の項目や収入と支出のバランスについて学び、自分が理想とする生活設計を考えました。

 社会に出るのが目前の3年生は社会科「税金の仕組み」で、オリジナル教材『歳出すごろく』の作成を通して税金のより良い使い方について理解を深めました。生徒たちは、たくさんの参加者がいる緊張感をもちながら、様々な視点から「お金」について考える貴重な時間を過ごしました。

 

 その後の分科会では、公開した授業についてだけでなく、「金融経済教育」や「卒業後の自立に向けた取組」について、参加者同士が対話しながら情報交換をしました。

「金銭感覚を身に付けさせるには家庭との連携も必要」

「様々な支払方法が存在する中、金銭管理の支援は難しい」

など、現場ならではの課題や工夫が共有されました。

 

 シンポジウムには、金沢星稜大学の新谷教授、株式会社アイシンの村瀬様、山梨市社会福祉協議会の依田様と教育・企業・福祉の現場で活躍されている3名のシンポジストをお迎えしました。

 各シンポジストの方々から、これまでの支援事例や教育実践の報告をお話しいただきました。障害者雇用の現場での取り組み、大学での教育実践、地域福祉の視点など、異なる立場からの貴重な知見が共有されました。さらに、学校での金融経済教育に対する期待や、在学中に身に付けてほしい力についても議論が深まりました。

 

 今回の公開授業やシンポジウムを通じて、金融経済教育は単なる知識習得にとどまらず、「生きる力」を育む教育であることを再認識しました。桃花台学園では、卒業後に生徒がそれぞれの形で自立し、豊かな生活を送れるように金融教育をさらに充実させていきたいと考えています。今後も学校・企業・地域が連携し、より実践的な教育を進めていきます!

 

【公開授業:2学年「職業科」の様子】

【分科会:オンラインツール『ふきだしくん』を使って意見交換】

【シンポジウムには保護者にも参加していただきました】