2025年9月30日カテゴリー:

ベッドメイキング実習室の整備 <環境メンテナンスコース>

 環境メンテナンスコースの新しい業務として、来年度より「ベッドメイキング」を取り入れていくこととなりました。笛吹市は観光業が盛んであり、清掃業などの就労先において「ベッドメイキング業務」を行うことがあります。本コースの外部講師である甲府ビルサービス株式会社様にお話を伺ったところ、実際に県内の旅館やホテルのベッドメイキングを担当しており、その技術を身につけることで仕事の幅が広がるとのことでした。

 また、これまでの現場実習においてホテルのベッドメイキングを行った生徒もおり、スピードや正確性、ペアで息を合わせて行う力などが求められるため、とても難しかったという報告もありました。環境整備の仕事の一つとしてホテル仕様のベッドメイキングを取り入れ、知識や技術を習得するとともに、お客様に快適な環境で過ごしていただくためのホスピタリティ(おもてなしの心や振る舞い)を学ぶ機会をつくり、働き続ける力につなげていきたいと考えています。

 4月より、まずは実習室の環境を整えることからスタートしました。現在は「休養室」として使用している和室をベッドメイキング実習室として整備することとなりました。不要なふすまを撤去すること、畳や板の間の清掃、変色しているふすまの張り替えなど、初めて行う業務ですが、生徒たちはとても意欲的に取り組んでいます。生徒たちと一から実習室を作り上げていくことで、来年度からの業務への意識を高め、さらにお客様に快適に過ごしていただくために必要な要素を一緒に考えながら準備を進められたらと思います。

 夏休みには、ホテル仕様のベッド一式を購入しました。今年度中に、ベッドメイキングの実習を試行できるよう、甲府ビルサービス様のご協力のもと研修を行いながら計画していきます。今後も、ベッドメイキング実習室の完成目指して頑張っている様子を紹介していきたいと思います。

 

【和室の清掃】<畳と板の間清掃>クエン酸を入れた水で固く絞った布を使い、畳の目に沿って丁寧に拭きました。思った以上に汚れがあり、サッパリ!板の間も雑巾がけで光沢がでました。

 

 

【ふすまの張り替え】

<大きいふすま>14枚の変色したふすまの紙を全て剥ぎ取り、板の四隅に残った紙をブラシで取り除きます。新しい紙をサイズに合わせて線を引き、切ることも難しいですが、経験者の先生の指導のもと、慎重に丁寧に進めています。

 

 

<小さいふすま>床脇の小さなふすま8枚は、シール付きのふすま紙をカットして貼りました。少しずつシールをはがしながらしわにならないように注意して貼ることができました。取手を外すのもお手の物!部屋が華やかになりました。

床脇には生徒の絵画も飾ります。

ホテル仕様のベッド入りました!