2025年7月7日カテゴリー:

2学年職業特別授業『ジョブトライアル』(山梨県中小企業家同友会共同開催)

 2学年では、山梨県中小企業家同友会と共同開催で職業特別授業『ジョブトライアル』を実施しました。山梨県中小企業家同友会に加盟されている7社にご参加いただき、各社の仕事体験を通して業界の社会貢献の様子、魅力ややりがい、求められる人材について学習しました。体験に臨む生徒からは緊張感と真剣さが感じられ、どのブースでも企業の皆様の説明をよく聞き、作業に取り組む様子が見られました。話を聞くだけでなく実際に作業を体験することで、その大変さやできた時の充実感を感じることができました。

生徒たちからは、実際の体験活動を通じて、楽しみながら学ぶことができたとの感想が多く寄せられました。
 自身がこれまで抱いていた業種のイメージとは異なる業務内容に触れたことで、業種に対する新たな理解が得られたようです。特に、介護サービスの体験においては、身体の不自由さを実感する機会となり、高齢者や介助を必要とする方々が直面する困難について学ぶことができたとの声も聞かれました。

 参加していただいた企業からは、『今回が初めての試みではありましたが、桃花台学園の生徒の様子を知ることができたこと、そして実際の体験を通じて地域の企業が担っている仕事について理解してもらえたことは、大変有意義であったと感じております。』
『仕事は一人で完結するものではなく、仲間や取引先の方々など、他者との協力によって成り立っていることを知ってほしいです。また、学生にとって、国語や数学などの学習はもちろん重要ですが、学生時代にしか経験できない部活動や遊びに全力で取り組む中で、他者との協力や思いやりの心を育み、人間関係の構築について学んでほしいです。』といったお言葉をいただきました。

今回の体験学習で、机上での学習に加え、実際の体験を通じて、自身の適性をより具体的に見つめ直す機会となり、仕事の内容について理解が深まったり、業種や地域に根ざした企業の果たす役割について新たな気づきを得たりすることができました。
 初めて接する業種に対して興味をもち、真剣な表情で取り組む生徒の姿が随所に見受けられました。

なお、2学年を対象とした第2期現場実習は、10月に実施予定です。今回の体験学習を通じて得られた学びや気づきを今後の進路選択に活かし、より良い将来設計につなげて欲しいと願っています。 【西忠産資工業(株):織機の段取り作業体験】

 

【(株)セブナ装機:ノギスを利用した検査体験】

 

【(有)北嶋:高齢者疑似体験による介護支援体験】

 

【丸浜舗道(株):作業風景の動画視聴、卒業生による説明】

 

【(株)三木工務所:ドローン操作体験】

 

【(株)ストーリーボード:放課後等デイサービスの利用者への活動準備体験】

 

【山梨ユニフォーム(株):衣類の袋出し、たたみ、袋入れ作業体験】