受検に関するQ&A

桃花台学園について

Q:桃花台学園の対象となるのは、どのような生徒ですか?

A:軽度知的障害の生徒(注)です。知的障害を伴わない自閉症や学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)等の発達障害のみの生徒は対象になりません。なお、受検に際しては、山梨県が交付する療育手帳を取得している、または山梨県総合教育センター相談支援センターの発行する「教育相談における所見(以下「所見」という。)」が必要です。所見の発行には検査を受ける必要がありますので、中学3年になりましたらなるべく早めに山梨県総合教育センター相談支援センターに連絡をしてください。 注:「軽度知的障害の生徒」とは、原則として療育手帳B-2の対象となる程度の生徒、学校教育法施行令第22条の3に規定する知的障害以外の障害を併せ有していない生徒のことを指す。

 

Q:桃花台学園では、どのような教育がなされていますか?

A:「産業技術科」を設置し、卒業後の企業就労を目指した職業教育に重点を置いています。専門教科のコースとして、食品加工、農業生産、環境メンテナンスの3コースを設けています。

 

Q:桃花台学園卒業後の進路について教えてください。

A:県内各地、または県外の企業等に就職します。企業就労においては、各企業の障害者雇用枠による就労となります。その際は、療育手帳が必要になりますので、入学時点で療育手帳を未取得の場合は、在学中に取得してください。また、生徒の実態に応じて福祉就労になるケースもあります。

 

Q:桃花台学園への通学方法を教えてください。

A:路線バスやJR等の公共の交通機関、自転車、徒歩など様々な移動手段を用いて県内全域から自主通学(自力で通学すること)してくることを原則としています。なお、JR石和温泉駅~学校、南アルプス市方面~学校の間はそれぞれスクールバスが運行し、乗車定員内であれば利用することができます。また、居住地が遠方で毎日通学することが困難な生徒のために寄宿舎も設置しています。定員は男子12人、女子6人の計18人です。定員を超えた希望者がいる場合は、入舎できないことがあります。

 

Q:桃花台学園への入学時や年間にかかる経費を教えてください。

A:入学時に制服や実習服、体育着、教科書、ICT機器(1人1台パソコン)等の購入のため20万円程度かかります。入学後は、1年次ではPTA会費、生徒会費、専門教科実習費、進路指導費、給食費、修学旅行積立金等で年間18万円程度かかります。なお、これらの経費は、特別支援教育就学奨励費(特別支援学校に就学する際の経費の一部を助成する制度)の対象となりますので、世帯所得に応じて支援が受けられます。詳細は学校ホームページ内の「生徒・保護者のみなさんへ」→「保護者の方へ」を参照してください。また、部活動等によっては、個別に負担する経費があります。

 

Q:寄宿舎について教えてください。

A:各自の居室があり、掃除、洗濯など身の回りのことは自分で行う「自立した生活」を目指しています。土日は閉舎となりますので、週末は自宅に帰ります。食事は外部委託業者による舎食(給食形式)です。また、生徒の舎生会活動でイベント等も計画し、入舎生徒間の交流を深めています。宿泊費は不要ですが、朝夕の舎食(食事)では月1万円程度、寄宿舎運営費及び舎生会費として1,500円程度の経費がかかります。これらの経費は、特別支援教育就学奨励費の対象となります。

 

 受検生の進路選択・進路決定のために、【オープンスクール】【授業体験会】【教育相談】を実施しています。桃花台学園への出願を検討している生徒や保護者のみなさんは、これらを通して本校を知っていただき、進路を考える一助としてください。

 

■オープンスクールについて

Q:オープンスクールとは何ですか?

A:桃花台学園の入学を検討している生徒およびその保護者、また本校の教育活動に興味がある方等に学校を理解していただくことを目的として学校概要説明、進路指導等の説明、授業公開をしています。生徒への説明は先輩が行い学校の様子をわかりやすく伝えてくれます。

 

Q:参加対象学年は決まっていますか?

A:中学生等対象オープンスクールは、中学校(部)2・3年生の生徒、その保護者、教員等が参加できます。ただし、生徒のみでの参加はできません。必ず保護者と一緒に参加してください。小学生保護者・教員等対象オープンスクールは、小学生保護者、教員、福祉関係者等が主で、一般の方も参加できます。

 

Q:桃花台学園を受検するには、必ず参加する必要がありますか?

A:生徒及び保護者の方に、本校を十分に理解していただくための機会ですので参加していただくようにお願いしています。まずは、参加して学校を知ってください。

 

Q:申込方法を教えてください。

A:小学校、中学校に案内を送付していますので、担当の先生に希望を伝え、学校ごとに取りまとめて申し込んでいただくことになっています。本校ホームページにも必要書類が掲載されてますので、ダウンロードして使用してください。

 

■授業体験について

Q:授業体験では何をしますか?

A:桃花台学園の受検を考えている生徒に、実際に本校の専門教科の授業を体験していただき、本校での学習を知ってもらう機会となっています。

 

Q:参加対象学年は決まっていますか?

A:中学3年生のみの対象となります。保護者の方には必ず付き添っていただきます。可能であれば中学校等の担任の先生にも参観していただきます。

 

Q:桃花台学園を受検するには、必ず参加する必要がありますか?

A:生徒自身が実際の授業を体験することで本校での学習活動を実感でき、受検に向けた目標を定めるよい機会となります。保護者の方にはお子さんの様子を観察することで、進路選択決定の判断材料にしていただけます。そのため参加することが望ましいです。なお、都合で授業体験会に参加できなかった場合には、後日計画する個別の授業体験に参加していただくことも可能です。

 

Q:申し込み方法を教えてください。

A:授業体験会に参加する前に本校の教育相談を受けていただくことが条件となっています。教育相談時に申込用紙へ記入していただきます。教育相談につきましては次の項目をご覧ください。

 

 

教育相談について

Q:出願する前に必ず桃花台学園の教育相談を受ける必要があるのですか?

A:山梨県の「入学者選抜実施要項」に示されているとおり、12月28日までに必ず本校の教育相談を受けていただきます。教育相談が未実施の場合、受検資格が得られません。再募集においても同様です。

 

Q:申し込み方法を教えてください。

A:中学校を通じて電話により申し込んでください。ご希望の日程をお聞きし調整します。

相談の時間は、①9:00~、②10:30~、③13:30~、④15:00~です。

 

Q:教育相談は、誰が参加すればよいですか?

A:1回目の教育相談は、生徒本人、保護者、学級担任の先生に参加していただきます。

 

Q:教育相談は、受検までに何回受ける必要がありますか?

A:受検に向けて2回(教育相談Ⅰ・Ⅲ)受けていただいています。

・教育相談Ⅰでは、本人・家庭の状況、学校生活・家庭生活の様子、現時点での進路希望等について聞き取り、受検までに必要な手続きや準備等についてご説明します。

・教育相談Ⅱは、必要に応じて実施します。受検に不安や迷いがある場合などは、本校コーディネーターが中学校を訪問して生徒の様子を見学したり、さらに詳しく生徒や保護者からの相談に応じたりします。

・教育相談Ⅲでは、最終的な出願意思の確認や入学者選抜検査の説明などを行います。教育相談Ⅲまでに、他の学校見学や本校への通学練習を行ってください。

 

Q:桃花台学園を受検する際に、居住地域の知的障害特別支援学校への相談・見学・体験も必要ですか?

A:進路・進学相談を兼ねて、居住地域の知的障害特別支援学校への相談・見学・体験を行っておくことが望ましいです。

 

入学者選抜検査について

Q:桃花台学園の入学者選抜検査について教えてください。

A:入試につきましては、令和6年11月初旬に実施する「入学者選抜事務説明会」で詳細を説明します。対象生徒の学校関係者のみ参加が可能な説明会です。生徒と保護者は参加できません。説明会に参加した先生を通じて入試情報を確認してください。