校長あいさつ

本校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 

 本校は、県内で唯一の高等部のみを設置する特別支援学校で、平成27年度に開校し、本年度10年目の節目を迎えました。

専門学科である「産業技術科」の設置校として、学校教育目標である「生徒に誇りと自信をもたせ、他者への思いやりや協調性を培うとともに、職業教育を通じて、意欲的に社会参加する力を育成する」教育に取り組んでおります。

 

 特長の一つとして、職業生活に必要な働く力を育成するために、「食品加工コース」「農業生産コース」「環境メンテナンスコース」の3コースを設置し、生徒の能力や特性等に応じ、外部専門家による指導を受けながら専門的な職業教育を推進しています。学校生活全般を通じて企業で働き続けることができる人材の育成を目指しております。

 

 令和5年度末までの本校卒業生の総数は、260人を超えています。それぞれが目標をもって入学し、3年間の学びを終えて立派に卒業していきます。卒業生の85%以上が一般企業に就職しています。本年度在籍する111人の生徒も、本校を卒業していった先輩達のように3年間の学びの中で、素晴らしい成長を見せてくれることを期待しているところです。

 

本年度の学校運営では、次の4つの甲斐に力を入れていきたいと考えています。その4つとは

  • 生徒にとって学び甲斐のある学校
  • 保護者にとって通わせ甲斐のある学校
  • 職員にとって働き甲斐のある学校
  • 地域にとって応援・協働のし甲斐のある学校

になります。

 

学び甲斐では、「わかる楽しさ、できるうれしさを感じることができるような授業を大切にし、生徒の特性を踏まえた専門性に基づいた指導により、生徒が主体的・協働的に学習に取り組めるようにしていきたいと考えています。

通わせ甲斐では、保護者の方々がお子さんの成長を感じられるようにしていくことや、生徒一人一人の人格を尊重することが大切だと考えています。また、そのベースには安全で安心な学校があります。

働き甲斐では、教職員一人一人が働きやすさとやりがいを感じられることを大切にしていきたいと思います。

応援・協働のし甲斐については、地域とともにある学校として、令和7年度に完全実施の学校運営協議会、コミュニティ・スクールの準備をすすめ、地域資源の活用、本校の情報発信を大切にしていきたいと思います。また、校内資源の開放や外部資源の活用なども進めていきたいと思います。

 

 本校の受検を考えている生徒の皆さんは、是非オープンスクール等の機会を活用しながら本校の教育活動の理解を深めていただきたいです。

 

本校生徒の雇用に関心のある企業の皆様には、是非とも生徒が身につけている力と真面目に働く姿を知っていただきたいと思います。

 

 地域の皆様には、「桃花ダイスキマーケット」や「秋の大収穫祭」などにご参加いただき、本校へのご理解を深めていただくとともに、応援していただけたらと思います。

 

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 令和6年4月

 

山梨県立高等支援学校桃花台学園 

 

校長  木村 則夫